大阪市鶴見区わらべ学童

指導員つれづれ
第33話
マイナス・イオン!?

早いもので、新年度が始まって、2か月が過ぎました。

「指導員つれづれ」の長いお休みに終止符を打つべく、久々にHPを開きました。

「お〜い!新1年生〜!」と呼ばれていた1年生たちも、「新」が取れ、「お〜い!1年生〜!」と呼ばれ始めるこの時期は、自分以外の72名から、わずかな知り合いを引いた人数の名前を覚え始める時期。

遊んでいる中で、自然に「代名詞」から「固有名詞」に移行していくと、遊び以外の場面でも、どんどんコミュニケーションが増えていきます。

結びつきが強くなってきていることは、日常の様々な場面でも、とてもよく表れているように思いました。

日頃からよく遊び込んでいるので、その子の性格まで、把握している上の子達。

「うちの1年生は、ほんまに可愛いいよな♪」などと言いながら、些細なことにも一生懸命取り組む姿、遊びに夢中になっている姿に、思わず頬が緩みます。

そんな中、1年生を優しく見守っていた、6年生のお姉ちゃんのセリフ。

「なぁさるせん・・・あの1年生からは、絶対マイナスイオン出てるよなぁ・・・」「ん?マイナス・イオン?・・・あ〜なるほど!!」

「癒し系」と呼ばれる子からは、マイナスイオンが出ているというのですが、確かにそうかもしれません。

「ほら、あの子も・・・あの子も、そうちゃう?」と、嬉しそうなお姉ちゃん。

「癒されるわぁ〜♪」なんて言う12歳に、日本の将来を悲観しつつ、「OLかっっ!」とツッコミながら、その優しさに満ちたまなざしに、こちらもホッとさせられます。

自然体で受け入れることには、特に長けているお姉ちゃんではありますが、はじめからそうだったわけはなく、わらべでの生活が、彼女を伸ばしたのだと思うと、誇らしくもなります。

夏休みを前に、忙しさが加速するこの時期。

自然界に出向く時間はなくとも、子ども達の様子に癒されながら、楽しい夏休みの準備を進めていこうと思います。 

by.Sarusen


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