第39話 |
日曜日に、恒例の高学年サイクリングに行ってきました。
3年生は、淀川の河川敷をさかのぼり、淀川新橋までの往復約26km。
4年生以上は、さらに上流の方へ、京阪牧野駅付近までの往復約50kmのコースです。
当日は晴天に恵まれ、朝から秋晴れの良いお天気となりました。
集合時間には、参加者全員がそろい、定刻の8時に出発した4年生以上の子ども達は、ペダルを踏みしめ淀川の河川敷を目指します。
河川敷のコースでは、淀川に架かる橋を目標に進むので、「あそこまで行けば休憩!」と、ペースが取りやすいのですが、中にはどんどん遅れてしまう子がいるので、体力別に3班に分けてあります。
体力的には、まだまだ不安な4年生を中心にした1班。
マイペースな性格の子が多い2班。
体力に自信たっぷり3班・・・という構成になっていて、1班のペースを維持しながらも、遅れがちな子を励ましながら、3班が後ろから押し上げてくれます。
片道25kmに近づくにつれて、振り向くと、サポートのお母さんたちが遅れ始めました。
それでも子ども達は、「大丈夫!」「まだ行けるで!」と元気いっぱいです。
4年生の頑張りが光り、ほぼ定時に折り返し地点の公園に着きました。
帰りは、「焼き肉!」が合言葉とモチベーションになり、3年生との合流点を目指しました。
昼が近付くと、平射物のない河川敷を走るメンバーにとって、太陽は敵になります。
「暑いなぁ・・・」「お尻痛い・・・」と愚痴もこぼれ始めましたが、予定より早く到着し、3年生を待つことになりました。
ところが、向こうから走ってくる3年生の一団が見えると、しんどい姿を見せるどころか、「お〜い!ここやぞ〜!!」「がんばれ〜!もうちょっとやで〜!!」と、声をかけながら走り寄っていく姿が見られていました。
3年生も、4年生以上の子ども達の3分の1しか走っていませんが、必死の形相で、最後の一漕ぎを頑張りました。
「お疲れさん!」「どうやった?しんどかった?」と、声をかけるお兄ちゃん・お姉ちゃん達。
「がんばったで!」と晴れやかな表情の3年生。
しばらく休憩した後、レストランに向かいます。
かれこれ、1時間ほど、お肉だ、お寿司だ、デザートだと、賑やかに食事をした後、「さぁ行くで!!」の声に立ち上がる子ども達・・・「え!もう?」と大人たち。(笑)
あと11km残っています。
走りながら、「どう?回復した?」と聞くと、「まぁまぁかなぁ〜」と答えた先頭を走る4年生の女の子は、少し自信をのぞかせていました。
公園に到着すると、お迎えのお父さんやお母さんが「お帰り〜!」と声をかけてくださいました。
街中の信号でばらばらになった班が、次々と走り込んできます。
秋晴れの青空の下で、また一つ、良い経験を積むことができた子ども達は、一様に笑顔のゴールとなりました。
互いの労をねぎらいながら、無事に終わったことを喜びあい、解散しました。
お手伝いに来て下さった、お父さん、お母さん、Reunionのみなさん、本当にありがとうございました。
次回もまた、よろしくお願いいたします。
by.Sarusen