第42話 |
さぁ!2009年のスタートです!
5日に開所するや否や、正月休みで暇を持て余していたのか、朝早くから60名ほどの子どもたちが元気に集まってきました。
充実した休みでもあったようで、何をしていたのか、どうやって過ごしたか等、口々に報告合戦です。(笑)
指導員の方は、それぞれの表情から体調を確認し、小さな変化はないかと目を凝らします。
前日の夕方ごろには、「とうとう長い休みが終わってしまう・・・」と若干残念な気持ちも感じたことでしょうが、いざ子どもたちを前にすると、そんな気持ちもどこへやら・・・って言うか、そんな気持ちを差し挟む余地もなく、あっっという間に子ども達の歓声(一部奇声?笑)にのみ込まれていくような感覚です。
休みの静寂に慣れた耳には、いささか刺激が強すぎますが。
初回となる子ども達へのメッセージは、「1日1日をかみしめ、くじけて終わらず、切り替えていこう!」でした。
新年1発目の「もしかめ道場(*注)」では、2人の男の子が修了証書を手にしました。
1年生や周囲の2年生たちが合格し道場を卒業していくのを、うらやましそうに眺めていた2人の男の子は、2年生のプライドからか、おそらく学童が休みの間に、かなり練習してきていたのでしょう。
一人の子は、喜びを爆発させ「やったー!!」と、指導員に飛びついてきました。
くじけることなく努力してきた成果を発揮できた表情は、晴々しく自信に満ちていて、とてもまぶしく感じました。
こんな思いを積み重ねていくためにも、しっかり「1日1日をかみしめ」ることが、とても大切に思えました。
ぼーっとしていても一日、されど一日・・・我が身に置き換えても言えることです。
積み重ねることが大切と分かりながら、その土台となる部分を静かに見据えることをせず、忙しさに流されることの多い私たち大人が、同じペースで子ども達を追い立ててはいけないという自戒も含めて。(笑)
手元に届いた年賀状には、6年生の「あと3ヵ月、よろしくお願いします。」や、5年生の保護者からの「とうとうあと1年です・・・」というものが多く見られました。
その思いこそ、しっかり受け止めながら「1日1日をかみしめ」ていきたいものです。
あくまでも力むことなく、自然体で。
新春の清々しい1日、この実感をあと360日程度、持続させていくことができるように・・・。
たとえくじけることがあっても、そのあとも継続できるように・・・。
今年もよろしくお願いいたします。
by.Sarusen
*「もしかめ道場」・・・冬の風物詩「もしかめマラソン」を楽しむために、1・2年生の技量向上を狙って設立しました。10級〜1級をクリアすると、修了証書を手に卒業することができます