大阪市鶴見区わらべ学童

指導員つれづれ
第82話
本能のスイッチ

毎年恒例のサマーキャンプの準備が、いよいよ佳境を迎えています。

今年は日程を短縮し、2泊3日(1・2年生は、1泊2日)での取り組みですが、子ども達が「これぞわらべサマーキャンプの醍醐味!」としびれるようなプログラムと、その準備を進めてきました。

学童保育所の夏のイベントと言えば、サマーキャンプがメインではないかと思うのですが、なぜサマーキャンプに取り組むのでしょうか?

わらべ学童には、明快な答えがあります。

それは、子どもたちの生命にある、「本能のスイッチ」を押すためです。

私たちは、自然の中へ出かけていく時、知らず知らずのうちに「本能のスイッチ」を押しています。

具体的には、気象や危険に対していつも以上に注意を払う事や、周囲に気を配る事、自然の大きさ、深さや高さを知ることだと考えています。

キャンプのプログラムの中にちりばめられた未知の経験と、あえて問題やトラブルや課題を与え、学年や男女や班という自分以外の仲間と一緒に、失敗や戸惑い、達成感をも身をもって「本物体験」するためのキャンプなのです。

「なんか、修行みたい・・・」なんて声が聞こえてきそうですが、いえいえそんな事はありません。

基本的は、「子どもたち自身が楽しみながら・・・」という枕詞が、必ずあたまに付くのです。

さらにわかりやすくするために、サマーキャンプには、【大自然の中で、自然との「共生」「共存」の意識を育む。】【協力と話し合いを尊重し、仲間意識を養いつつ、保護者や指導員が援助し、自らの力で活動を作り出し、楽しむ力を培う。】【力量に応じた「本物体験」をする。】3つの目的が掲げられています。

職員は、「時間と空間と仲間」という3つの間の中で、とことん遊び、じっくり付き合いを深め、しっかり食べて、ゆっくり眠る・・・そんなキャンプにと思っています。

みんな!がんばろうね!

by.Sarusen


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