指導員つれづれ

☆第11話「クリマス会はごっこ遊び」☆


今年のクリスマス会は、お母さん方が用意して下さったおいしいカレーを食べた後、子ども達のクリスマスキャロルでスタートしました。

手作りのキャンドルで照らされた、キラキラした子ども達の笑顔、そして天使(?)のような歌声は、なんとも豊かな気持ちにさせてくれます。

その後は、子ども達がそれぞれに考え、練習してきた出し物が続きます。

漫才やダンス、けん玉・こまの技披露、合奏に手品に劇・・・。

出演している子の熱演に、見ている方も大盛り上がりという時間になりました。

すべての出し物が終わると、今年はとっても変わった革ジャンを着た「バイカー・サンタさん」が、子ども達にプレゼントを持ってきてくれました。

そして、子ども達みんなでお父さん・お母さん達に、感謝の気持ちを伝え、2006年最後のビッグイベントが終了しました。

しかし、クリスマス会前の2週間は、みんな大忙しでした。

高学年になると、「今年で現役最後やし・・・」という6年生をはじめ、かけ持ちで出演したい子も多く、学校の宿題やクリスマス工作、それぞれの出し物の準備に追われる毎日でした。

本番が迫るにつれ、出し物やセリフを覚えられずに焦りはじめる子、「もし失敗してしまったらどうしよう・・・」と不安を感じている子もいたと思います。

けれど当日は、出演している子はみんな笑顔でした。

普段は大人っぽい雰囲気の上の子も、いつもはみんなの前で、恥ずかしくなってクネクネしてしまう下の子達も、大きな声を出し、大きく手足を伸ばし、真剣そのものでした。

見ている子も、出し物の邪魔をする子は一人もおらず、食い入るように舞台の子を見ていました。

わらべ学童では「クリスマス会」を、学芸会でも生活発表会でもなく、「巨大なごっこ遊び」と位置付けています。

子ども達の集中力の高さには、良く驚かされている指導員ですが、今年のクリスマス会を通じて、その集中力の源は、「楽しむ力」なんだと、つくづく思わされました。

わらべの子ども達はこれまで、その「楽しむ力」を仲間と過ごす中で、指導員の話を聞く中で、自然と身につけてきたようです。

だからこそ、今回のクリスマス会でも、めちゃめちゃ楽しむ事ができたと思うのです。

「楽しむ力」は、日常の生活の中で、様々な場面(もちろん、勉強やお手伝いも含む!)に置きかえる事も可能だと思います。

楽しいからこそ、一生懸命になれる。真剣になれる。集中できる。

また、やり遂げた時には、達成感を感じる事ができる…。

「楽しむ力」が、子ども達の成長にとって、どれだけ不可欠なものであるかを改めて感じました。

指導員も、子ども達の笑顔を見ながら楽しむ事ができ、1人1人の成長を確認できた事で、「よし!来年もまた頑張ろう!」という気持ちになれるそんなイベントでした。 by さき姉

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