指導員つれづれ

☆第8話「わらべ将棋道場!」☆


ほとんどの小学校では、運動会の練習が毎日行なわれ、高学年になると、組み体操や応援団等で忙しく、クタクタになって学童に帰ってくる子も多くなります。

運動会の練習で帰りが遅くなったり疲れたりして、なかなか公園に出ることができないこの季節、ちょっとしたブームになっているのが『将棋』です。

男の子達ばかりではなく、最近は女の子も加わるようになり、1Fの室内に将棋板がずら〜っと並ぶ風景は、さながら将棋道場のようです。(笑)

女性指導員もちょっとルールを覚えたので、子ども達に挑戦してみるのですが、1年生にも負けてしまう始末・・・。

子どもに「詰み方のコツは?」なんて聞こうものなら、「頭を使うねん。頭を・・・」などと言われてしまい、ブチッ!「トランプとか他の遊びやったらアンタなんかに絶対負けへんしねっっ!」と、ついつい大人気なく捨てゼリフを叫んでしまうほど熱くなってしまうのです。(汗)

それにしても、低学年が高学年を誘い、将棋を指す姿は、なんだか見ている人をほのぼのとした気分にさせます。

1対1の遊びだけあって、大好きなお兄ちゃんを一人占めで切る時間・・・。

はじめのうちは、負けるたびに悔し泣きしていた子も、近頃は力の差がわかり「あ〜詰まれたぁ〜」なんて言いながら、どこか嬉しそうだったりするのです。

将棋の中にも、「お兄ちゃん強〜い!」「上の子って、すげぇ〜!」と、憧れる要素がいっぱいあり、その子どもらしい単純なリスペクトのやり取りや伝え合いが、下の子への思いやりにつながるんだろうな〜と思います。

日々集団の中で、相手の気持ちを感じ取りながら、心を成長させていっている子ども達の前で、身近な大人である指導員が、「アンタ強いねんから飛車と角落としてなっ!」なんて、大人気ないことを言っているようではいけないのですっ!(笑)

でもでも、わかっていても、ほんと〜にっ悔しいのです!(お子さんに1度でも負けた経験があるなら充分わかっていただけるハズですっ!!)

まだまだしばらくは、「おれ、○○詰んだで〜♪」「詰まれたしっっ!」なんていう会話が続きそうです。 by さき姉

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